ジョワ1強に待った!ジェンティル、クラシックの器

[ 2012年1月11日 06:00 ]

 東西でクラシック候補が誕生した。シンザン記念を牝馬で13年ぶりに制したジェンティルドンナは、先行力と切れ味を兼ね備えた好素材。昨年は同レース3着のマルセリーナが桜花賞V。それ以上の完成度を誇るだけに期待は膨らむ。2歳女王ジョワドヴィーヴルにとっても脅威の存在となりそうだ。フェアリーSの覇者トーセンベニザクラは着差以上に余裕のある勝ちっぷり。使われながら精神面での成長を見せ、まだ伸びしろはありそうだ。

 新馬勝ちからは中山芝2000メートルのブリッジクライムを評価。早めに前を射程圏に入れると、直線は力強く伸びて3馬身差の快勝。折り合い面の不安はなく、距離が延びても良さそうなタイプだ。「稽古は坂路中心だったので、息が持つか心配だった。次は東京開催の長い距離を使いたい」と鈴木康師。叩いた上積みが大幅にありそうな次走に注目だ。

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2012年1月11日のニュース