器用&勝負根性が魅力 アダムス、主役張れる器

[ 2011年12月27日 06:00 ]

 ラジオNIKKEI杯2歳Sはアダムスピークが内のスペースを突いて差し切った。先行して器用に立ち回れるレースセンスと勝負根性が魅力。切れる脚もある。キャリア2戦目でのVは00年アグネスタキオン以来の快挙。過去10年の勝ち馬のうち3頭がクラシックホースに輝いただけに、今後の牡馬戦線で主役を張れる器だろう。

 ホープフルSはアドマイヤブルーがゴール前の追い比べを制してV。中団でしっかり折り合い、追われて鋭く脚を使った。こちらもデビュー2連勝。控える競馬ができたのも収穫。

 条件級ではオリービンがさすがの強さ。京王杯2歳S3着の実績はダテじゃなかった。折り合い面もスムーズで先団に進出してからはグイグイと伸びてきた。マイル路線での出世が見込める。未勝利組では阪神で勝ったベールドインパクト。初勝利までに3戦を要したが、その走りには大物感あり。頭角を現してくるはずだ。

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2011年12月27日のニュース