【天皇賞・秋】トーセンジョーダン 圧巻レコードV! ブエナ4着

[ 2011年10月30日 15:55 ]

秋の天皇賞で優勝したトーセンジョーダンとガッツポーズのピンナ騎手

 第144回天皇賞・秋(30日・東京11R2000メートル・良18頭、G1)は7番人気で、ピンナ騎手騎乗のトーセンジョーダン(牡5=栗東・池江泰寿厩舎、父ジャングルポケット、母エヴリウィスパー)が直線抜け出し優勝した。勝ち時計は08年のウオッカのコースレコードを1秒1更新する驚異の1分56秒1。ピンナ騎手、池江調教師ともに天皇賞初勝利を飾った。

 18頭立てで迎えた秋の古馬最強決定戦。
 
 ほぼ揃ったスタートから、予想通りシルポートがハナを奪う。ビックウィーク、大外からアーネストりー、エイシンフラッシュも好位につけ、ブエナビスタはこれを見る形で中団からやや前目のポジションをとる。

 レースは前半の1000メートルを56秒5のハイペースで流れる。

 4コーナーから直線を迎え、逃げたシルポートを好位につけていたフラッシュ、中団の内からブエナ、外からトーセンジョーダン、ダークシャドウ、トゥザグローリーが追う。直線半ばの攻防からジョーダン、ダークが抜け出し、更に大外からペルーサが追いこむも、最後に勝負根性を見せたジョーダンが悲願のG1初制覇を飾った。

 半馬身差の2着に2番人気のダークシャドウ、そこから半馬身差の3着には6番人気のペルーサが入った。1番人気に推されたブエナビスタは4着に終わり、日本のレースでは初めて複勝圏を外した。

 ▼トーセンジョーダン 5歳牡馬、父ジャングルポケット、母エヴリウィスパー。北海道安平町のノーザンファーム生産、馬主は島川隆哉氏。戦績は16戦9勝、重賞は4勝。獲得賞金は4億5129万6千円。

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2011年10月30日のニュース