【菊花賞】折り合いに自信!安藤勝「逆転も可能」

[ 2011年10月21日 06:00 ]

<菊花賞>ラスト1冠に燃えるウインバリアシオンと安藤勝己騎手

 今週の京都日曜メーンは「第72回菊花賞」。ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「キーマンの懐へ」は、ウインバリアシオンに騎乗する安藤勝己騎手(51)に胸の内を聞いた。

 ――2週連続でウインバリアシオンの追い切りにまたがりました。

 安藤勝 1週前はしまいだけで切れ味を確かめました。最終追い切りは長めから。馬場が悪かった割に最後までよく踏ん張って走ってくれました。

 ――休み明けを叩いて良くなった。

 急激に上昇しているとは感じなかったけど、確実に上向いてはいます。春は歩様もいまひとつだったし、これほどびっしり追うことはできませんでした。

 ――当時は蹄に不安があった。

 それもあったかもしれませんが、全体的に馬体がしっかりしていませんでした。今は力をつけていて全く別馬のようです。

 ――前走はオルフェーヴルを見る位置取り。

 別にマークしようとしたわけではなく、たまたまそうなっただけです。

 ――向正面ではオルフェより折り合っていた。

 そうですね。1~2コーナーで少しカッとなりそうだったけど、向正面では折り合ってくれました。池添君が抑えるのに苦労していたのも分かったのでチャンスがあると思いました。

 ――3コーナーでは外から動いた。

 ペースが遅かったし、本番前に互いの脚も計りたかったので動かしていきました。

 ――最後は突き放された。

 瞬発力勝負になったらかなわないことを再確認できた。それだけでも十分収穫があったと思います。

 ――3冠阻止が懸かる。

 オルフェーヴルの能力が抜けているのは事実。ただ、折り合い面では僕の馬の方が安定感はありそう。初めての3000メートルだし、逆転も可能だと思っています。

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2011年10月21日のニュース