【菊花賞】希望叶わず…オルフェ微妙7枠14番

[ 2011年10月21日 06:00 ]

<菊花賞>乗り運動をするオルフェーヴル

 オルフェーヴルは7枠14番に決まった。前日に「スタートして3コーナーから下りに入るし、あんまり外は嫌かな。今の京都コースは内がいいからね」と主戦の池添は話していたが、その希望通りとはならなかった。先週の秋華賞は1番人気ホエールキャプチャに騎乗。12番枠からのスタートで外から追い込むも及ばず3着に敗れた。勝ったアヴェンチュラは4番枠から内をロスなく通って抜け出した。池添は「内に入るタイミングがなかった…。勝ち馬は本当にいい枠に入っていた」と悔しそうに振り返っている。今の京都は断然内有利な馬場状態。先週の反省を踏まえ、どんな手綱さばきを見せるか注目される。

 それでも、陣営に不安はない。枠番発表直後に投票所に姿を見せた川合助手は「別にどこでも心配していなかった。外なら周りを見ながら運べるからいいんじゃないかな」と前向き。坂路の最終追いでは3馬身差で併せた相手を圧倒した。「次元が違ったね。以前は洗い場でヤンチャな面を見せていたけど、今はだいぶ落ち着いている。大丈夫だよ」と自信たっぷり。

 ちなみに14番の菊花賞優勝は57年ラプソデー(15頭立て)、66年ナスノコトブキ(19頭立て)、最近では08年のオウケンブルースリがいる。また、フルゲートが18頭となった87年以降は枠の内、外関係なく満遍なく勝ち馬が出ている(2、4、18番枠が3勝で最多)。3冠制覇へ“試練の外枠”にはならなそうだ。

続きを表示

2011年10月21日のニュース