福島競馬　４月７日再開「復興への一助になれば」

　日本中央競馬会（ＪＲＡ）は１７日、東日本大震災で福島競馬場（福島市）が被災し、今年の全レース開催を中止した福島競馬を来年４月７日から再開すると発表した。

　同競馬場は震災でスタンドの天井が崩落するなどの被害を受け、年内のレース中止を決め他の競馬場で代替開催してきた。７月から放射線量低減のため芝コースの張り替え作業を始め、９月にはスタンドなどの復旧工事を開始。来年３月末までの工事完了を目指している。

　来年の福島開催は４月７～２９日、６月１６～７月８日、１１月３～１８日の計２２日間。

　ＪＲＡの小畠薫理事は「お客さまの安全性などを十分に配慮した上で、開催を再開できる見込みとなりました。復興への一助になればいいと思います」と話した。