【秋華賞】アヴェンチュラ快勝!悲願のG1初制覇

[ 2011年10月16日 15:58 ]

1着でゴールするアヴェンチュラ(左)。右は2着のキョウワジャンヌ=京都競馬場

 第16回秋華賞(16日・京都11R芝2000メートル・稍重18頭・G1)は2番人気で岩田康誠騎手騎乗のアヴェンチュラ(牝3=栗東・角居厩舎、父ジャングルポケット、母アドマイヤサンデー)が優勝し、G1初制覇を飾った。勝ち時計は1分58秒2。岩田騎手は08年のブラックエンブレム以来2勝目でJRA年間100勝を達成、角居調教師は本走初勝利となった。

 メモリアルイヤーが先行してレースを引っ張り、3番手にアヴェンチュラ、1番人気のホエールキャプチャが中団につけて上位を狙う序盤戦の展開。

 直線に入ると3番手につけていたアヴェンチュラが先頭に立つ。外からホエール、内からキョウワジャンヌが鋭く脚を伸ばすも、抜け出したアヴェンチュラには届かず、そのまま1着でゴールに飛び込んだ。

 怪我もあり、春のクラシックに間に合わなかったアヴェンチュラだったが、7月の復帰レースから3連勝を飾り、最後の1冠を手にした。

 2着に1馬身1/4差でキョウワジャンヌ、そこから1馬身1/4差の3着にホエールキャプチャが入った。3番人気で桜花賞馬のマルセリーナは7着。オークス馬のエリンコートは10着に終わった。

 ▼岩田康誠騎手の話 初めて乗ったが不安はなかった。挑戦者の気持ちで、後ろの馬を待つより自分から積極的に動いた。思い通りの競馬ができた。

 ▼角居勝彦調教師の話 春は悔しい思いをしたが、それを乗り越えてよく頑張ってくれた。おめでとうと馬に言ってやりたい。

 ◆アヴェンチュラ 3歳牝馬、父ジャングルポケット、母アドマイヤサンデー。北海道安平町のノーザンファーム生産、馬主はキャロットファーム。戦績は6戦4勝、重賞2勝。獲得賞金は1億7922万円。

続きを表示

2011年10月16日のニュース