ルドルフ追悼レース実施 8日東京&京都メーン

[ 2011年10月6日 06:00 ]

 G1・7勝、史上初の無敗3冠馬となったシンボリルドルフの死から一夜明けた5日、美浦トレセンはスポーツ紙を手に取りながら「皇帝」を懐かしむ声であふれていた。

 嶋田功師(元騎手)はルドルフの国内最終戦となった85年有馬記念でハーバークラウンに騎乗、皇帝の前に6着に敗れた。「付け入る隙がなかった。掛かるところもなく、とにかく安定した走りだった。大横綱・双葉山のような馬だった」とその死を惜しんだ。

 一方、千葉県成田市のシンボリ牧場にはこの日も弔問の問い合わせが多数あった。だが、一般ファン向けのお別れ会を開催する予定はなく、関係者だけの密葬を行うことになった。

 また、JRAは5日、8日の東京、京都メーンレースをシンボリルドルフ追悼競走として施行、8~30日の競馬開催日に全国の競馬場に献花台、記帳台を設置(ウインズは記帳台のみ)すると発表。15日~11月27日の競馬開催日には東京、京都競馬場で追悼写真展を開催する。

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2011年10月6日のニュース