【小倉2歳S】リヴァーサル完璧!戴冠へ武豊に一任

[ 2011年9月1日 06:00 ]

<小倉2歳S>坂路で追い切るマコトリヴァーサル

 僚馬ジャスタウェイと併せ馬のマコトリヴァーサルは序盤、折り合いを重視。そしてラスト2Fでゴーサインを送られると瞬時に反応して差を詰めた。1馬身遅れだったとはいえ、坂路4F53秒0~1F12秒5はやや時計の掛かるコンディションだったことを考慮すれば及第点。須貝師も実に満足げだ。

 「マコトの方が攻めは動くので、ジャスタウェイに合わせるように乗ってもらった。前向きさが出てきて引っ掛かる面が出てきたけれど、きょうは落ち着いていたし折り合いも付いた。思ったようにできたよ」

 初戦はスピードの違いでハナを切った。しかし、前走で逃げた馬がほかに4頭もいる今回は、控える競馬を強いられる可能性が高い。それでも指揮官は「乗り手に従順だしね」と不安を感じていない。この日の追い切りで“控える形”にメドが立ったこともその一因だ。

 この一戦には厩舎の重賞初制覇が懸かる。これまで1番人気2回を含む11回の挑戦がありながら、戴冠には届かず。「あまり意識しないようにしたいね」と自然体を口にするのは、手応えを感じているからこそか。「雨で少々馬場が悪くなっても大丈夫。あとはトップクラスのジョッキー(武豊)に任せるだけ」。やれることはやった。こん身の仕上げで、あとは勝負の時を待つだけだ。

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2011年9月1日のニュース