【宝塚記念】ブエナまた2着…岩田「申し訳ないです」

[ 2011年6月27日 06:00 ]

<宝塚記念>直線猛追も2着に敗れたブエナビスタ(右)

 昨年2着のリベンジを狙ったブエナビスタだが、今年も2着に敗れ去った。道中は中団に待機して折り合いに専念。4コーナーで動いたルーラーシップを見て、岩田がその外へ持ち出す。だが、先に抜け出したアーネストリーは、はるか前方の位置。それでも鞍上の左ステッキに応えてその差を詰めたが、ゴール前でエイシンフラッシュをかわすのがやっとだった。引き揚げてきた岩田は悔しさをにじませた。

 「すごい反応も良くて道中の追走は楽だった。3コーナーで我慢して直線勝負に懸けたが…。あそこで内に行く勇気もないからな。前が楽していた分、届かなかった。申し訳ないです」

 前走のヴィクトリアマイルから12キロ増の馬体。過去最高となる472キロで挑んだ。岩田は「前走よりも良くなっていたし、追い出してからもスーッと反応してくれた」と女王の走りをあらためて評価した。

 昨年のJCで2着に降着して以降、国内G1は4戦連続2着に泣いた。だが、松田博師は「よく走っている。あの時計だからな。ジョッキーもうまく乗ってくれたし、あんなもんやろ」とサバサバした表情。今後は放牧に出して、秋の国内戦に備える予定。得意の府中でたまったうっ憤を晴らすつもりだ。

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2011年6月27日のニュース