【バーデンバーデンC】ほっとけない大穴ドルチェ

[ 2011年6月16日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=15日】開門から2時間半後の午前7時半。昨晩はグリーンチャンネルのグランプリボスにクギ付けだった小田の眠気は飛び、坂路モニターに集中していた。何度も◎を打ってきたロビンフットの最終追い。馬なりで4Fロビンフット。さすがの力強さだ。昨秋以降、月1回の重賞にほぼ皆勤したのに気配落ちなし。

 堀井師も「いいですね。前走(NHKマイルC17着)を見る限り、短い距離で集中させて走った方が良さそう。それに短距離なら3歳と4歳以上の差はないはず」と目を細めた。同期グランプリの世界制覇はならなかったが、一緒に3回走ったリアルインパクトは安田記念V。現3歳の短距離陣は確かに強い。ただ、堀井厩舎にはもう1頭アポロドルチェもいる。3年前の覇者だ。最近の低迷から「そっとしておいて」と指揮官は弱気だが結果は?「2頭出しは人気薄を狙え」の金言が小田の脳裏を巡っていた。

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2011年6月16日のニュース