【ユニコーンS】牡馬一蹴!アクトレス12年ぶり牝馬V

[ 2011年6月5日 06:00 ]

<ユニコーンS>牝馬12年ぶりVを飾ったアイアムアクトレス

 東京土曜メーンの3歳ダート重賞・ユニコーンSは、牝馬アイアムアクトレスが3番手から抜け出して重賞初制覇を飾った。牝馬によるVは99年ゴールドティアラ以来12年ぶり。ダートの成績を4戦4勝としてスターダムに躍り出た。

 前半3F34秒3の速い流れ。先行勢の脚色が次々と鈍る中、アイアムアクトレスだけが力強く伸びた。1番人気グレープブランデーも迫ったが我慢し切って快勝。「スタートだけ気を付けたが、うまく出た。直線でも手応えがあり、これなら抜かれないと思った」と全7戦の手綱を取ってきた秋山は笑顔だ。長浜師は「中1週、輸送、1600メートルを克服してくれて、うれしい誤算だ」と手放しで喜んだ。3勝以上のダート無敗馬が勝ったのは05年カネヒキリ以来。スケールの大きい砂の女王候補の誕生だ。

 ◆アイアムアクトレス 父アグネスタキオン 母アイアムザウィナー(母の父ダンチヒコネクション) 牝3歳 栗東・長浜厩舎所属 馬主・堀紘一氏 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績7戦4勝 総獲得賞金7074万5000円。
 

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