【日本ダービー】バラード故障で回避…武はロッカ

[ 2011年5月25日 06:00 ]

 ダービー有力候補が無念の戦線離脱。皐月賞3着馬ダノンバラード(牡=池江)に24日朝、アクシデントが発生した。最終追い切りに備え、予定通り坂路1本のメニューをこなしたが、その後に脚元に不安が出たため、大一番を回避することになった。故障の詳細は25日に発表される。

 2年連続で有力馬が不運なアクシデントに見舞われた。昨年はNHKマイルC覇者で金曜発売3番人気のダノンシャンティがレース前日に右後肢の骨折で出走取り消し。今年も注目の1頭がゲートまでたどり着けなかった。

 ダノンバラードは5頭が名を連ねたディープインパクト産駒の1頭。皐月賞ではディープ産駒で最先着を果たしており、父子ダービー制覇の期待が大きかった。

 バラードに騎乗予定だった武豊は、補欠1番手から繰り上がるロッカヴェラーノに騎乗することが決定。武豊は「ディープの子でダービーに乗れると楽しみにしていたので、本当に残念。今年もダービーに乗れないのかと思ったが、ロッカヴェラーノの騎乗依頼があったのでいいレースを見せたい」と話した。昨年は皐月賞馬ヴィクトワールピサに乗る予定だったが落馬負傷による休養が長引き、騎乗を断念。今年も騎乗馬がいなくなるところだったが、すみれS勝ちのある新パートナーとの新コンビで2年ぶりの参戦となった。

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2011年5月25日のニュース