【NHKマイルC】ファンタジア最適距離で牡馬一蹴だ

[ 2011年5月6日 06:00 ]

<NHKマイルC>坂路を単走で追い切るダンスファンタジア

 中1週続きでの臨戦となるダンスファンタジアは坂路で軽快に動いた。北村宏を背に単走。手応えを残したまま4F55秒9~1F13秒7。息を整える程度だったが疲労のない様子は見て取れた。藤沢和師は「間隔が詰まっているので、水曜とレース前日(土曜)と2度追うことは避けた。木曜追い1回にして負荷を最小限にとどめた」と1日遅れの追い切りになった経緯を説明した。

 5週で3走という異例のローテーションとなった理由はこうだ。オーナーサイドは現3歳世代は牝馬が強いと考え、この馬なら牡馬相手のマイルG1でも通用するとみて、以前から出走させたい意向だった。ただ、距離が延びて良さが出る可能性も模索してフローラSにも挑戦。13着に敗れたことで、やはりマイルが最適と再確認。当初のプラン通りであり、春の最大目標と言える一戦だ。

 「マイルなら牝馬の方が強い年もある。スイートオーキッド(00年NHKマイルC5着)もよく走った」と指揮官は期待を込めた。母ダンスインザムードでG1(ヴィクトアリアM)を制した北村宏も「いい動きで順調そのもの。チャンスのある馬だし、このまま競馬にいってくれれば」と期待十分に話した。

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2011年5月6日のニュース