【NHKマイルC】クリアンサス内枠なら一発も!?

[ 2011年5月6日 06:00 ]

 【G1ドキュメント・5日】1400メートルは4戦3勝だが、マイルは3戦未勝利。それも最高4着では人気になれという方が無理な話。「人気もないしね」と松永幹師は井上に明るい笑みを向けた。NHKマイルCへ牝馬クリアンサスを送り出す。鞍上は未勝利戦以来となる武豊。「彼が乗ってくれるのは頼もしい。デビューと2戦目は物見をしたりで走っていない。一番良くない時だったね」。その2戦が武豊を背に5、4着。「シャドーロールを着けた3戦目からは集中して走って」5戦3勝だ。阪神JF18着とフィリーズレビュー9着は外枠(15番、16番)が響いた。前走は8番枠から逃げ切ったように中から内なら大丈夫。

 母フラワーパークは96年スプリンターズSと高松宮記念の覇者。母の父ニホンピロウイナーは84、85年マイルCSを連覇し、85年安田記念も制した。父リダウツチョイス(父デインヒル)は05~06年、09~10年のオーストラリアのチャンピオンサイアー。オーストラリアで交配した。「体形はフラワーパークより伸びがある。血統からもマイルまでなら問題ないはず」と師。大流星の気品に満ちた顔立ちと、短距離専科ではないスラリとしたプロポーション。「女馬でもピリピリしていない。カイバはよく食べるし普段からどっしりしている」。坂路追い快走後も陰りは全くない。「フットワークの凄く大きな馬だし良でやれそうなのはいい。あとは内枠。スタートは速いけど行く馬がいれば2、3番手でもいい」と好枠を祈るばかりだ。

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2011年5月6日のニュース