【天皇賞・春】フラッシュ「枠の差」半馬身届かず

[ 2011年5月2日 06:00 ]

2着に終わったエイシンフラッシュ

 猛追及ばず。エイシンフラッシュは半馬身差届かず2着。「悔しいな。かわせると思ったんだけど…」と内田は振り返る。「枠の差が大きかった。勝った馬はうまく内から出たが、こっちは前を壁にしたくてもできなかった。具合は申し分なかっただけに残念」。道中は勝ち馬とほぼ同じ位置取り。馬群の外を追走した分のロスが最後のひと伸びに響いた。

 落胆の大きい鞍上とは対照的に、藤原英師はすっきりした表情。「あの出入りの激しい展開で自分のペースを守って走ってくれた。ベストの騎乗。馬も騎手も能力を最大限に出し切ってくれた」と笑みを浮かべながらねぎらった。敗れはしたが、ダービー馬の意地は見せた。内田は「ずっと掛かっていたけど、この馬はそういうグッと来る感じがある時の方が走る。負けてもいい競馬をしてくれた。まだまだこれから」と雪辱を誓う。次は宝塚記念が目標も、指揮官は「激しいレースだったから、まず馬の様子をしっかり確かめてから考えたい」と話した。

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