【皐月賞】ナカヤマナイト“究極仕上げ”へ

[ 2011年4月19日 06:00 ]

関東馬Vを目指すナカヤマナイト

 関東の期待を背負って、ナカヤマナイトがクラシック獲りに挑む。共同通信杯優勝後は前哨戦を使うことなく、皐月賞一本に絞って調整。丹念に調教を積んできたこともあり、13日の1週前追い切りにも余裕があった。柴田善を背にWコースでアストレーション(5歳1000万)を2馬身追走。外に出し、直線を向いたところで前へ。いっぱいに追われた相手が懸命に食らいつき、ゴールでは併入となったが手応え、脚さばきでは圧倒していた。

 「以前はカーッと行くところがあったが、今はゆったりと調整できる。走り方に力強さを増したようにも見える」と二ノ宮師の言葉も頼もしい。その背で調子の良さを感じ取った柴田善は「整える程度だったが順調にきている。うまく折り合いもついていた。だいぶ良くなった」と上機嫌だった。心身共に急成長を遂げた美浦のエース。04年ダイワメジャー以来の関東馬Vへ、究極の仕上げを目指す。

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2011年4月19日のニュース