【フェブラリーS】“持ってる”男、初重賞カモン!

[ 2011年2月16日 06:00 ]

<フェブラリーS>雪が積もった栗東トレセン内を歩くダノンカモン

 【G1ドキュメント・15日=栗東】前日(14日)の昼から降り積もった雪の影響で、7時予定の調教開始が10時にずれ込んだ栗東トレセン。そんな中、「早く走らせてくれ!」とばかりに、ダノンカモンが坂路をグングン駆け上がっていった。昨秋から使い詰めながら6戦連続連対中。あり余る元気の秘密を担当の音瀬助手に聞こうと、岡崎は池江寿厩舎へと向かった。

 「以前はかったるかった右トモが、凄く良くなっているのを感じます。それにもまれ弱さもなくなってきましたよね。昔は内枠だとダメでしたから」

 愛馬の成長を称える音瀬助手、実は栗東で今一番“持ってる”男といっても過言ではない。ダノンカモンの他に担当するのが1月の平安S2着のインバルコと、先週の新馬戦を快勝したディープインパクト×ビワハイジの超良血トーセンレーヴという超豪華ラインナップ。人ごとながら、ついつい“いくら持ってるのか…”とお金のことが気になってしまうほどだ。

 「トーセンレーヴはここまで時間がかかりましたけど、グンと良くなってきました。まず間違いなく走ってくると思います。今は凄くやりがいを感じていますし、緊張感のある中で仕事ができるのは幸せなことですね」

 そんな音瀬助手も意外なことに重賞はまだ勝っておらず、インバルコとダノンカモンを合わせれば3戦連続2着中。

 「千六はベストだし、芝スタートもいい。ぶざまな競馬はしないと思いますよ」

 初重賞制覇が初G1。28歳ながら腕達者な“若き仕事人”にはぴったり似合う気がしてきた。  

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2011年2月16日のニュース