【アルデバランS】ワンダーアキュート問題は58キロだけ

[ 2011年2月11日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=10日】粉雪が舞う中、井上とマンツーマンで話す佐藤正師。静かな口調ながらも聞く者の気持ちを熱くさせた。京都土曜メーン・アルデバランSへトップハンデ58キロのワンダーアキュートを送り出す。2年前の3歳時に6勝をマーク。秋にはシリウスS→武蔵野S連勝。JCダート(6着)に駒を進めた逸材だ。

 本来ならフェブラリーSに名を連ねて当然の馬だが「賞金がギリギリなんで、オーナーと相談して登録しなかった」と佐藤正師。骨折でほぼ1年を棒に振った。叩き2戦目の前々走・ベテルギウスSを快勝しても賞金は足りない。だからこそ「ここを勝って賞金を加算したいんだ」と意気込む。

 兄のワンダースピードは6~7歳に重賞3勝。弟はまだ5歳。「これから充実してほしい」と願う。問題は初めて背負う58キロ。「それだけなんだわ」と師は言うが、井上はこの重量でも買おうと決めた。

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2011年2月11日のニュース