「剛腕」67歳定年待たず…郷原師勇退

[ 2011年2月11日 06:00 ]

定年を待たず勇退する郷原師

 JRAは10日、2月いっぱいで引退する調教師7人を発表した。騎手時代に「剛腕」の異名を取った郷原洋行師(67)が定年を待たずに勇退。栗東の6調教師は定年引退となる。

 郷原師は62年騎手デビュー。67年リュウズキで皐月賞を制し、同年関東リーディングを奪取。一流騎手の仲間入りを果たした。豪快な追いっぷりから「剛腕」と呼ばれ、77年菊花賞をプレストウコウで優勝。80年にはオペックホースで念願のダービーを勝ち、クラシック3冠騎手に。快速ニッポーテイオーの主戦も務め、89年にはウィナーズサークルで2度目のダービー制覇を果たした。騎手通算1515勝で93年調教師転身。00、01年中山グランドジャンプを勝ったゴーカイを管理した。

 ▼郷原師 管理馬の行き先が決まっていない現状でコメントはできない。20日を過ぎれば全て決まると思うので、その後に話をしたい。

 ◆郷原 洋行(ごうはら・ひろゆき)1944年(昭19)1月21日、鹿児島県生まれの67歳。62年大久保房松厩舎から騎手デビュー。豪快な追い方で成績を伸ばし、闘将と呼ばれた加賀武見とともに一時代を築く。日本騎手クラブの会長も務めた。93年調教師転身。ゴーカイで中山グランドジャンプ連覇を果たしたが平地重賞には縁がなかった。次男・洋司もJRA騎手だったが昨年いっぱいで引退した。

◇勇退、引退調教師◇郷原洋行(美、2738戦104勝)、池江泰郎[栗、6745戦841勝]、坂口正大[栗、7268戦684勝]、須貝彦三[栗、7169戦506勝]、高橋成忠[栗、7930戦524勝]、野元昭[栗、7212戦448勝]、吉岡八郎[栗、6454戦392勝]※成績は2011年2月10日現在、中央のみ 

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