今年春に交際開始!山崎&横西がスピード婚

[ 2010年12月4日 06:00 ]

12月1日に婚姻届を提出した山崎智也(左)と横西奏恵(右)

 ボートレース界の貴公子と女王が電撃結婚。最高グレードのSGを5回優勝した山崎智也(36=群馬)と女子No・1の横西奏恵(36=徳島)が1日に婚姻届を提出していたことが3日、分かった。今年春の交際スタートから1年足らずでのスピード婚。水上の華麗なターンとルックスでファンに絶大な人気を誇るレーサー2人が、二人三脚でさらなる高みを目指す。

 ボートレース界屈指の人気レーサー同士が愛のゴールインを迎えた。トップクラスで水上の戦いを演じてきた山崎と横西。2人の関係が先輩後輩から恋人に転じたのは今春だった。山崎はスポニチ本紙の取材に「レース場で何度も顔を合わせていたし、電話番号やメールアドレスは知っていた。今年になってちょこちょこメールしているうちに付き合うようになった。特別なきっかけはないんですが…」と告白。横西のブログに山崎が登場するなど、もともと親交のあった2人だけに交際までの流れは自然なものだった。付き合ってから数カ月が経過した夏には既に結婚を意識し始めたようで、交際から1年にも満たない今月1日に婚姻届を提出した。
 山崎は92年にデビューすると、97年の全日本選手権(ダービー)でSG初制覇。その後も笹川賞など4つのSGタイトルを獲得し、若くしてトップレーサーの仲間入りを果たした。08年3月以降は一般戦も含めて優勝から遠ざかっているが、結婚を機に再び頂点を目指す。「(再婚となる横西の)子供(娘)もボートレースのことが分かる年齢だし、やはり金のヘルメットをかぶりたい」と、悲願の最高賞金レース(優勝賞金1億円)賞金王決定戦制覇を目標に掲げた。
 一方の横西は女子No・1を決める女子王座決定戦を3回優勝。3日、ボートレース鳴門のG1四国地区選手権に出場していた横西は「きのう(2日)も智也さんが徳島に来てくれた。これからもレースで頑張りますので応援してください」とコメント。SG5回制覇の夫とG1・2回優勝の妻。最強の夫婦レーサーが2011年の艇界を盛り上げる。

 ◆山崎 智也(やまざき・ともや)1974年(昭49)3月11日生まれの36歳。群馬県出身、群馬支部所属。92年11月デビュー、71期。97年のMB記念(若松)でSGデビュー、その1カ月後のダービー(唐津)でSG初優出初優勝。翌98年の笹川賞(桐生)も勝ってスターレーサーの仲間入りを果たした。通算SG5回優勝、G120回優勝。

 ◆横西 奏恵(よこにし・かなえ)1974年(昭49)7月6日生まれの36歳。徳島県出身、徳島支部所属。女子では史上4人目となるボートレーサーの養成所(当時は山梨県本栖)のチャンプになり、95年デビュー。フライング2回と追い込まれた立場で臨んだ99年の女子王座(当時G2、尼崎)で6コースから初優勝。G1に昇格してからも2回優勝。06年の総理杯(平和島)では女子として2人目のSG優勝戦進出も果たした。

 ▼中道善博(ボートレースの元SGレーサー、スポニチ本紙評論家)2人の結婚については全く知りませんでした。智也は上で頑張ってるし、横西は絶好調。こんな大物同士のカップルは業界初でしょう。ボートレース界にとっては明るい話題。最強カップルの子供が選手になったらもっと凄いことになりますね。
 ▼長嶋万記(女子ボートレーサー)ご結婚おめでとうございます。横西さんも女だったんですね(笑い)。ボート界に明るいニュースをありがとう!子供の顔が楽しみです。

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2010年12月4日のニュース