【JCダート】シルクメビウス破壊力見せつける

[ 2010年12月4日 06:00 ]

昨年2着のシルクメビウス。コース相性も3戦3連対と文句無しだ

 シルクメビウスの末脚の破壊力はメンバー中でもNo・1だ。最内の1枠1番に入ったここはいかにしてその持ち味を生かすのか。領家師は「さっと出て、すっと下げる。行く馬もいるし馬群はバラけるだろうから。向正面までは内々でロスなく回していきたい。3角からは外へ行くだろうな」とレースをイメージしている。

 これまで騎手として296勝、調教師として710勝を積み上げてきたキャリア豊富な勝負師だけに、その言葉には説得力がある。そしてこう付け加えた。
 「1頭で走るわけじゃないから、どこで何があるかは分からないけど、自分の力を出し切ることさえできれば勝ち負けになる」
 金曜朝はポリトラックコースに出ると軽めのキャンター。しっかりした脚取りで気合乗りも抜群だ。師は「いい具合に気合が乗っているな。何も心配することはない。大丈夫だよ」と最後まで強気だった。
 着実に成長を遂げている昨年の2着馬が万全の態勢で臨む。しかも当時の勝ち馬で、現役ダート最強馬のエスポワールシチーは不在。黙って信頼する手だ。

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2010年12月4日のニュース