【菊花賞】2着ローズキングダム

[ 2010年10月25日 06:00 ]

<菊花賞>ビッグウィークに及ばず2着のローズキングダム

 クォークスターに次ぐ上がり3F33秒9の猛追もむなしくダービーに続く2着、またもクラシックの栄冠には届かなかった。ローズキングダムは後方6番手で折り合いに専念。勝負どころで外から押し上げていったが、内にモタれ加減でいつもより少し反応が鈍い。直線は武豊の右ムチに応えて鋭く脚を伸ばしたが、先に抜け出したビッグウィークに1馬身1/4だけ及ばなかった。

 武豊は淡々と振り返った。「期待に応えられなくて残念ですね。折り合いはついたし、想定していた通りのレースはできた。ただ、4角で内にモタれてモタついたから。最後は何とか2着に来てくれたけどね」
 橋口師も悔しさをかみ殺して、引き揚げてきた人馬を称えた。「勝ち馬にうまく乗られた。うちの馬も折り合いはついたし、しっかり乗っているけどね。負けたけど一番強い競馬をしたし力は見せたよ」。その上でひと呼吸おいて「勝った馬は凱旋門賞を勝ったバゴの産駒。(距離適性で)血がモノをいったかなあ」と苦笑いを浮かべた。
 次走は未定ながら、橋口師は暮れのグランプリ・有馬記念(12月26日、中山)には使いたい意向を示した。求めるのは2つ目のビッグタイトルのみ。バラ王国の完全復権に向けての戦いは続く。

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2010年10月25日のニュース