【弥生賞】ヴィクトワールピサ ライバルへ貫録見せる

[ 2010年3月3日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・弥生賞=栗東2日】弥生賞で断然の注目を集めるのがヴィクトワールピサだ。管理する角居厩舎の“広報担当”清山助手の周りに記者が取り囲んだ。何を質問されるか分かっているがごとく、まずは「本当に順調に来ていますよ」と第一声。坂田も聞き逃さぬよう慌ててメモするが、印象的だったのは競馬ファン目線に立ったコメントだった。

 「ファンのために楽しい話題を提供できる存在だと思います。2歳チャンピオンに負けないよう、ここは勝ちたいですね」
 2歳王者ローズキングダムはデビュー戦で土をつけられた相手。ライバルがスプリングSで始動するため“伝説の新馬戦”以来の対決は本番の皐月賞。それまで互いに取りこぼさずにいけば、ファンの注目度は自然と高まっていく。春の到来を告げるトライアルで貫禄を示せるか。坂田は陣営の気迫をひしひしと感じていた。

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2010年3月3日のニュース