【朝日杯FS】ガツガツしないホワイティ不気味

[ 2009年12月16日 06:00 ]

安定感が自慢のエーシンホワイティ

 【G1ドキュメント 15日】先週の阪神JFもそうだったが、朝日杯FSはどの馬にとっても初のG1舞台となる。「初めて」つながりで言うと、エーシンホワイティを担当する松元厩舎の米盛助手もそう。昨年7月、この世界に入ったばかりで、今回がG1初参戦。柏原が心境を聞くと「特に緊張感はないですね。いい状態で出せそうだし、どこまでやれるか楽しみにしていますよ」。その表情から期待感が伝わってくる。

 確かにG1での走りが見てみたい。芝6F戦でレコード2回の快速馬だが、前走・福島2歳Sは今までのない苦しいレースだった。発馬で後手に回った上、ダッシュがつかずに道中は最後方から。3コーナーから仕掛けたものの、終始、外々を回って直線も大外へ。それでも0秒3差しか負けていない。4着とはいえ、着順以上に評価できる一戦だった。「前走はゲートのタイミングが合わなかったけど、たまたまじゃないですかね。ゲート練習もしており、そんなに気にしていませんよ。サクラバクシンオー産駒でもガツガツ行くタイプではないのでマイルでも大丈夫だと思います」
 デビュー6戦で掲示板を外したのは3走前(デイリー杯2歳S7着)だけ。当時は休み明けでイレ込みがきつかった。キャリアを積むことで「落ち着きが出てきました」と米盛助手。同じマイル戦でも今度は違った結果を出せそうな雰囲気が漂っている。

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2009年12月16日のニュース