【90年・朝日杯FS】衝撃タイム!リンドシェーバー

[ 2009年12月16日 06:00 ]

14年ぶりにレコードを叩き出したリンドシェーバー

 【スピードメモリー・あの時、君は速かった=2】14年ぶりのレコード更新で「マルゼンスキーの再来」と言われたのが外国産馬リンドシェーバーだ。90年朝日杯3歳Sは、1000メートル通過が57秒7のハイペース。その流れを好位で追走した1番人気リンドシェーバーは直線で楽々と抜け出すと、2番人気ビッグファイトの追撃を1馬身1/4差封じた。マルゼンスキーの記録を0秒4更新する1分34秒0での快勝劇だった。

 当時は、まだ外国産馬にクラシック出走権がない時代。明けてヒヤシンスSを快勝すると、次に選んだのは皐月賞トライアルの弥生賞。勝っても本番には出られないが、勝って世代No・1の力を証明したかった。結果はイブキマイカグラの強襲で2着。「もう少しいい騎乗ができたはず」と的場騎手(現調教師)を今も悔やませる一戦になった。その後、調整過程で骨折が判明。ファンに惜しまれる中、通算6戦4勝でターフを去った。

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2009年12月16日のニュース