【JCダート】2着シルクメビウス

[ 2009年12月7日 06:00 ]

 後方で脚を温存したシルクメビウスが末脚を伸ばして2着に入った。「直線も手応え十分。追い出しを我慢できるくらいでしたからね」と田中博。エリザベス女王杯を制した関東のホープが、またG1舞台で“いい仕事”をやってのけた。

 「勝ち馬は抜けていましたからね」と振り返ったように、直線半ばでは早々と勝負ありの態勢。だが、エスポワールシチーから3馬身半差の銀メダルは着差以上に価値がある。強豪関西馬に関東の一流騎手の組み合わせは頻繁にあるが、そこまでの実績がない田中博は、結果を残し続けてきたからこそのコンビ。充実感の漂った顔を少しだけつくったのもうなずける。
 これで、メビウスは7月の交流G1・ジャパンダートダービー2着に続きG1連続2着。領家師も「勝ち馬が先行争いして競っていればピシャッとはまったんだけどな。まあ、力のあるところは見せてくれたよ」と納得の表情だった。

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2009年12月7日のニュース