【札幌記念】マンハッタンスカイ地味だけど順調

[ 2009年8月21日 06:00 ]

<札幌記念>函館Wコースでしまい重点に追ったマンハッタンスカイ

 函館ではマンハッタンスカイが札幌記念組では唯一の木曜追い。軽めの内容ながら順調な調整ぶりを見せた。

 派手なアクションはあえて封印した。マンハッタンスカイの札幌記念木曜追いは、函館Wコースでしまい重点に。3F39秒0~12秒0と時計が地味なのはいつも通り。疲れを残さない軽めの内容だ。騎乗した浅見助手が順調ぶりをアピールする。
 「日曜にしっかりやっているんで、しまいだけ伸ばす感じで。中1週だった前走と違って、今回はレース後の1週間をゆっくり休ませることができた。その分ビッシリとやれている」
 前走・函館記念は6着。ひと伸びを欠いた。巴賞1着から中1週というきついローテーションも敗因の1つ。中3週で臨む今回、その点はクリアできている。だが浅見助手はそれ以上に展開面を強調した。
 「外からかぶされるとやめてしまう。3、4コーナーで早め早めに動いて、自分の形で競馬ができればチャンスはあると思う。相手関係どうこうじゃなくて、気分だけでしょうね」
 前走は外から各馬の激しい追い上げにあって、4コーナー手前でギブアップの格好。先んじて先頭に立つ形なら違う。今回の鞍上は中央でもおなじみ、名古屋の名手・吉田稔。今夏はホッカイドウ競馬で期間限定騎乗中とあって、新コンビ結成の運びとなった。腕っぷしの強いタイプだけに手は合うはず。浅見助手も「違う味が出ればいい」とほくそ笑む。相手はどうあれ自分のスタイルを貫き、一発を狙う。

続きを表示

2009年8月21日のニュース