【札幌新馬】“王の継承者”アドマイヤロイヤル

　今週は土曜札幌４Ｒでデビューするアドマイヤロイヤル（牡＝橋田）に注目だ。半姉は０５年に桜花賞とＮＨＫマイルＣを制し、０６年に急死した悲運の名牝ラインクラフト。父は０４年ダービー馬のキングカメハメハだ。こうした背景もあり、０７年セレクトセールでは１億５５００万円の値を付けた。橋田師は「こうした馬が目指すところはダービー」とした上で、ここまでの過程を語った。

　「均整のとれたバランスのいい馬で、すぐにいい馬だなという印象を受けましたね。体は大きくなって、今は４８０キロぐらい。順調にきていますね」
　最終追い切りは函館Ｗコースで５Ｆ６４秒６～１３秒４。雨の影響でやや時計が掛かっているが、トレーナーは好気配を認めている。
　「瞬発力がある感じ。いいと思う」
　１歳上の半兄フロレンティーノは米国デビューし、６月に芝のＧ２ジェファーソンＣＳを制覇。血の優秀さは海を越えた。弟の走りはどうか。ゲートインが待ち遠しい。