【天皇賞・春】キッツ勝った！大舞台で善戦マン卒業！

【天皇賞・春】万哲的中！マイネルキッツＧ１初制覇

　マイネルキッツが大舞台で“善戦マン”を卒業した。

　レースは後方に位置取り、内ラチ沿いの経済コースを追走。先行馬のし烈な主導権争いを尻目に、末脚勝負にかけた。

　直線手前。最終コーナーを回ると、キッツはインを突いて早めに抜け出した。前走・日経賞で敗れたアルナスラインもぐんぐんと詰め寄るが、「並んだら抜かせない」という持ち前の勝負根性でクビ差競り勝った。

　「自分で社長に進言して、使ってもらった馬だから、かなりうれしい」。自身Ｇ１・２勝目を挙げた松岡は、満面の笑みを浮かべた。

　「返し馬の雰囲気がすごくよかった。いつも善戦マンで終わっていたが、きょうは勝つことができてよかった」

　重賞は、未勝利ながらすべて５着以内という堅実派。勝ち馬にしか許されない大舞台でのウィニングランをしながら、鞍上の松岡は、左腕を何度も突き上げ、喜びを爆発させた。