万哲 大型ボアで超大型配当/東京11R

[ 2008年5月10日 06:00 ]

 いよいよ、最後のダービー切符を懸けた“特別な1日”が今年もきてしまった。さながら「将棋界の一番長い日」=A級順位戦最終局のような緊迫感。ちょっぴり応援票も込めて見届けたい1日でもある。

 東京11R・プリンシパルSは◎ダイワワイルドボアに託す。同じ上原厩舎の先輩ダイワメジャーがラストランの有馬記念を目前に控えた07年暮れの美浦での話。「来年はダイワワイルドボアに特に期待しているんだ」。そう上原師がメジャーの後継に指名した通り。少し遠回りはしたが、夢舞台があと一歩に迫ってきた。今年5戦を振り返れば、大型馬だけに広い東京向きなのは明らか。2月の500万下(2着)が芝2400メートル2分25秒8とダービーTR・青葉賞の優勝時計に匹敵する好時計。今年の青葉賞は、やや重なので1着馬アドマイヤコマンド(2分26秒9)より1秒以上速いのは当然として、ゼンノロブロイ(2分26秒3)やシンボリクリスエス(2分26秒4)など、過去の青葉賞優勝馬と比べて上。東京に戻った新緑賞の楽勝は当然か。距離短縮は「広い東京なら問題ない」(同師)と許容範囲。あとは東京2000メートルでは致命的に不利な外寄り17番をどう克服するか?最後の試練を乗り切れば、ダービー制覇の夢もうっすら見えてくる。馬単(17)=(6)(17)=(11)に(17)から(10)(2)(3)(13)(18)。3連単はフォーメーションで1着欄(17)、2着欄(6)(10)(11)、3着欄(2)(3)(6)(10)(11)(13)(18)の18点。
 西のダービー最終便京都11R・京都新聞杯は◎ミダースタッチ。毎日杯3着が優秀。人気落ちで前走以上に大胆に動ける。馬単(2)=(11)(2)=(5)に(2)から(12)(8)(10)(13)。3連単は(2)の1着固定で(5)(8)(10)(11)(12)(13)へ30点。
 新潟11R・新潟大賞典は天気さえ持てば、一昨年の覇者の◎オースミグラスワン。3連単は(5)の1着固定で(7)(8)(12)(14)(15)(16)へ30点。(小田 哲也)

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2008年5月10日のニュース