アドマイヤ勢連覇へ　近藤氏吠える!!

アドマイヤオーラでドバイデューティフリー連覇を狙う近藤利一オーナーは報道陣に囲まれ笑顔

　ドバイワールドＣ諸競走（２９日）に出走する日本馬４頭は２７日（日本時間同日午後）、それぞれ厩舎地区で運動を消化した。ナドアルシバ競馬場では恒例の朝食会が行われ、出走馬関係者が姿を見せた。

　昨年のアドマイヤムーンに続くデューティフリー連覇を目指すアドマイヤオーラ（牡４＝松田博）の近藤利一オーナーは早朝にドバイ入り。「今年も勝てる馬を連れてきた。人気はない（英ブックメーカーで４番人気１１倍程度）が、それをブチ壊すような仕事をするのがオーナーと調教師の仕事だ」と今年も勝利を確信。「昨年はダイワメジャーには負けないと言ったが今年も同じことを言うぞ。一瞬の脚なら負けないし結果は出るはず」とダービー馬ウオッカを倒しての世界制覇を宣言した。レース後は４日にドバイを出て香港へ移動。クイーンエリザベス２世Ｃ（４月２７日、シャティン）に向かう予定。
　ウオッカ（牝４＝角居）の谷水雄三オーナーも愛馬に期待を込めた。「順調に調整できているし枠（１２番）もいいところだ。芝が合うかどうかが鍵だが、それは神のみぞ知る領域。不安より楽しみの方が大きいよ」と語った。角居師も「包まれない枠を引けて楽しみが出てきた」と自信ありげ。日本馬２頭が激しく火花を散らす。