厳しい日本メーカー トヨタ 4年連続で販売減 ホンダも2年ぶりマイナス
米調査会社オートデータが4日発表した2011年の米新車販売台数によると、東日本大震災を背景にした在庫不足の影響で、トヨタ自動車が前年比6・7%減の164万4661台と4年連続でマイナスとなった。
ホンダも6・8%減の114万7285台と2年ぶりのマイナスとなり、日本メーカーには厳しい結果となった。
一方、市場全体は10・3%増の1277万8171台(暫定値)と2年連続で増加し、米経済の回復傾向を示した。ただ金融危機前の07年に比べ、約8割の水準にとどまっており、本格回復には依然として時間がかかりそうだ。また中国は11年の販売台数が1860万台前後となる見通しで、国別で3年連続首位となった。
トヨタは震災による日本からの部品供給が滞ったことで、11年9月の生産正常化まで約半年にわたって減産が続き、約40万台の販売に影響したことが響いた。シェアも10年の15・2%から12・9%に低下。
半面、米自動車大手3社のシェアは10年の45・1%から46・9%に伸び、明暗が分かれた。(共同)
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