減税でエコカー人気 プリウスが27万台で首位

[ 2010年4月6日 11:53 ]

 日本自動車販売協会連合会などが6日発表した2009年度の車名別国内新車販売台数は、トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」が前年度比で約4倍の27万7485台となり、初の首位になった。2位はスズキの軽自動車「ワゴンR」で7・2%減の19万3430台、3位はホンダの小型車「フィット」で13・8%増の17万3154台だった。

 一方、日本自動車輸入組合が発表した09年度の輸入車販売台数は7・8%減の18万3677台で、2年連続のマイナス。ピークの1996年度と比べ約6割減少した。
 国内新車販売台数は、補助金や減税で割安感が出たハイブリッド車や低燃費の小型車などのエコカーが人気を集め、上位10車はすべて減税などの対象車だった。
 首位の「プリウス」は昨年5月に新型を発売。今年2月に大規模なリコール(無料の回収・修理)を届け出たが、それ以前に大量の受注があり、2位に8万台以上の差をつけた。
 輸入車販売台数は、外国メーカー車が5・7%減の16万6604台。ブランド別では、フォルクスワーゲン(VW)がほぼ横ばいの4万664台となり、10年連続で首位を守った。

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2010年4月6日のニュース