ハミルトンが好スタート

[ 2008年3月15日 06:00 ]

好スタートを切ったマクラーレン・メルセデスのハミルトン

 F1オーストラリアGPフリー走行は14日、アルバートパーク・サーキットで行われ、昨季のドライバーズランク2位のルイス・ハミルトン(23=マクラーレン・メルセデス)が好スタートを切った。フリー走行1回目は昨季王者のキミ・ライコネン(28=フェラーリ)に首位を譲ったが、同2回目はトップタイムをマーク。史上最年少王座奪取に向け視界は良好だ。

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 1年前にF1デビューしたオーストラリアでハミルトンが速さを見せつけた。2回のフリー走行でいずれも1分26秒台の好タイムをマーク。昨季の同僚だったフェルナンド・アロンソ(26=ルノー)がフリー走行2回目で13番手に沈んだのとは対照的に好調をアピールし「デビューしたメルボルンに戻って来られてうれしい。新車のパフォーマンスを発揮できた」と笑みを浮かべた。

 昨季は史上初の新人年間王者を目前にしながら、最終戦ブラジルGPでライコネンに逆転され1ポイント差でタイトルを逃した。今年は1月のバルセロナ・テストでスペイン人ファンから人種差別を受けるなど受難続き。チームも昨年のスパイ事件の捜査が継続中と取り巻く環境は厳しい。2年目のジンクスも心配されたが、ハミルトンは「まだまだ。これから良くなるよ」と余裕の口ぶりだった。

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2008年3月15日のニュース