フルトン、尚弥の強さ認める「偉大なファイター」　プロ初ダウン喫した左ボディーは「見えなかった」

WBC＆WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦 （ 2023年7月25日    有明アリーナ ）

3回、フルトン（右）に左ボディーを放つ井上（撮影・島崎忠彦）
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　WBC＆WBO世界スーパーバンタム級統一王者スティーブン・フルトン（29＝米国）が前4団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥（30＝大橋）に8回TKOで敗れ王座陥落。注目の“無敗対決”に敗れ、プロ22戦目にして初黒星を喫した。

　フルトンは中盤に盛り返し、何度かクリーンヒットを浴びせたが、8回に井上の連打の前にプロ初のダウン。その直後の2度目のダウンでTKO負けとなった。

　「井上は偉大なファイターだ。強かった」と認めつつも、ダウン時に最初に浴びた左ボディージャブについては「見えなかった。パワーというより、タイミングだったと思う。残念ながら負けたが、悪い気分にはなっていません」と強がった。