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黒田雅之 2度目の防衛に成功!7回TKO勝ちも「10点中4点」と辛口採点

[ 2017年11月10日 22:23 ]

2度目の防衛に成功した黒田(中)
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本フライ級タイトルマッチ10回戦は10日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・黒田雅之(31=川崎新田)が挑戦者の同級6位・松山真虎(28=ワタナベ)に7回2分25秒TKO勝ちして2度目の防衛に成功した。黒田は38戦28勝(16KO)7敗3分け、日本タイトル初挑戦だった松山は23戦8勝(3KO)13敗2分け。

 黒田は接近戦を仕掛けてきた松山との打ち合いに応じ、左ボディーを中心に迎撃。頭をつけての乱打戦では手数、パワーとも勝り、アッパーやフックで追い詰めた。5回には右で松山をぐらつかせ、7回に左フックを決めて後退させた場面で挑戦者陣営がタオルを投入。6回までの採点はジャッジ3者ともフルマークの快勝だった。

 それでも試合後の黒田は「打ち勝ってやろうと、いらんことを思ってしまった。もう半歩下がった距離でいけばよかった」と反省しきり。日本ライトフライ級王者時代を含め「防衛戦でまともに勝ったことがない。変に気負ってしまった」そうで、「もう少し楽になっていれば良かった」と苦笑した。次戦は来年3月3日、地元・川崎市でランキング1位の長嶺克則(マナベ)を迎えての防衛戦を予定。井岡一翔(井岡)が世界王座を返上したWBAでは4位につけ、13年以来2度目の世界挑戦も視界に入ってきているだけに「10点中4点。自己判断が不足している」と自己採点は厳しかった。

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2017年11月10日のニュース