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木村が新王者 敵地で11回TKO勝ち WBO世界フライ級

[ 2017年7月28日 23:25 ]

チャンピオンの鄒市明(右)を攻める木村翔
Photo By 共同

 世界ボクシング機構(WBO)フライ級タイトルマッチ12回戦は28日、上海で行われ、同級6位で世界初挑戦の木村翔(28)=青木=が王者の鄒市明(中国)を11回TKOで破り、新王者となった。日本選手の敵地での世界王座獲得は、日本ボクシングコミッション(JBC)公認試合では1981年に三原正が米国で王座に就いて以来の快挙。海外での王座獲得は2013年の亀田和毅以来。

 36歳の鄒市明は08年北京、12年ロンドンと五輪2大会連続で金メダルを獲得した技巧派で初防衛戦だった。日本のジム所属の男子世界王者は最多を更新する13人となった。戦績は木村が18戦15勝(8KO)1敗2分け、鄒市明は11戦9勝(2KO)2敗。

 ▼木村翔の話 11回は相手が嫌がっているのが分かったので一気にまとめようと思った。ポイントでは負けていたかな。後半は相手が疲れていたので前に、前に出ようと思った。テクニックのある選手なので下(ボディー)から攻めた。

 ▼鄒市明の話 日本からはるばる来た木村選手に拍手を送ってほしい。私は負けてしまったが、この試合で中国でのボクシングの関心が高まったのであれば良かった。(共同)

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2017年7月28日のニュース