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和毅“最強三男”や!モラレスとの末弟対決制し再起後3連勝

[ 2017年7月11日 05:30 ]

56・0キロ契約10回戦   ○亀田和毅 3―0判定 イバン・モラレス● ( 2017年7月10日    後楽園ホール )

<亀田和毅・モラレス>9R、パンチを浴びせる亀田和毅(左)
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 ボクシング亀田3兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25)が「三男対決」に圧勝した。兄2人が元世界王者というモラレス3兄弟の三男イバンに3―0で判定勝ち。ジャッジ2人がフルマーク、残る1人も99―91をつける圧倒的な内容で再起後3連勝を飾った。

 KO負けがないイバンからダウンこそ奪えなかったが、ガードの上から叩きつける右フックで相手をぐらつかせ、絶妙なタイミングのボディーやアッパーで何度も棒立ちにさせた。亀田和は「倒したかったけど、前回よりいい試合だった。ちょっとは進歩できたかな。スパーと試合では違ってもう一個が当たらない。勉強になった」と納得の表情。倒して勝つために「あと10センチ踏み込めるか」をテーマに掲げていた長男の興毅トレーナーも「前回より2、3センチは踏み込めた」とうなずき、「課題がいっぱい出たのに圧倒して勝てた。お客さんも盛り上がっていたし見ていて楽しかった」と合格点だ。

 2階級制覇を狙うスーパーバンタム級に左構えの王者が多いこともあり「7年ぐらい対戦してなかった」(亀田和)サウスポーを相手に選択。世界戦を想定した“前哨戦”をクリアした。協栄ジムの金平桂一郎会長は「今日は90点。無理はしないがチャンスがあればどんどん受けていく」と見通しを語った。

 ▼イバン・モラレス トモキは映像で見たよりもスピードがあってやりづらかった。(昨年4月に挑戦した当時のIBFバンタム級王者)ハスキンスには逃げ回られた。トモキは打ち合ってくれたけどスピードがあって、パンチ力も上だった。

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