×

清水 日本最速なるか?10・2東洋太平洋フェザー級王者に挑戦

[ 2017年7月11日 17:03 ]

タイトル初挑戦が決まった清水聡(中)と大橋秀行会長(右)、松本好二トレーナー
Photo By スポニチ

 ボクシングの大橋ジムは11日、12年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで日本フェザー級11位の清水聡(31=大橋)が10月2日、東京・後楽園ホールで東洋太平洋フェザー級王者ノ・サミュング(25=韓国)に挑戦すると発表した。清水はプロデビューから3戦全勝(3KO)で、タイトル初挑戦。プロ4戦目で同王座を獲得すれば、現WBO世界ライトフライ級王者・田中恒成(畑中)に並び日本最速記録となる。

 13戦10勝(3KO)3敗のノは6月、前王者・竹中良(三迫)に挑戦し、10回KO勝ちして王座奪取に成功した。竹中への挑戦を希望していた清水はリングサイドで観戦しており「竹中が勝つと思っていた。アマの時にさんざん試合したので、ちょっと楽しみにしていた」と残念そう。それでもノについて「実力がある選手と思う。とにかくタフ。ガツガツ前へ出てくる」と分析し、「持ち味のパンチ力で止めながら試合を進めるのが一番。入ってこられないようにして自分の距離にして、最後はこの“ダイヤモンドレフト”で倒したい」と、テレビ番組で命名された破壊力抜群の左の拳を突き上げた。

 プロのベルトへの挑戦は「まさかこんなに早くタイトルマッチができるとは思っていなかった」という。「ベルトという形のあるものが手に入るのは凄くうれしい。村田もまだ持っていないので、悪いけど1つ先へ行くという感じ」とロンドン五輪ミドル級金メダリスト・村田諒太(帝拳)の名前を挙げて笑いを取った。大橋ジムの大橋秀行会長が「ここでいい形で勝てれば来年には世界挑戦させたい」と話す大一番。担当する松本好二トレーナーは「夏なので体調に気をつけて練習させたい。勝つことも大事だが、逆に少し長いラウンドも経験させたい」と今後を見据えて話した。

続きを表示

この記事のフォト

2017年7月11日のニュース