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山中慎介 日本記録V13かかる次戦も強敵を熱望「危機感ある相手を」

[ 2017年3月3日 14:27 ]

激闘から一夜、左目上に軽い傷を残すだけのきれいな顔で会見する山中慎介
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦(2日、東京・両国国技館)で12度目の防衛に成功した王者・山中慎介(34=帝拳)が一夜明けた3日、東京都新宿区の帝拳ジムで会見した。

 挑戦者の同級6位カルロス・カールソン(26=メキシコ)を5度倒しての7回TKO勝ちだったが、「良さも悪さも出た試合だった。いろいろ夜中に考えたりした。序盤から相手に合わせすぎたのは課題として残った」とまずは反省。左についても「本当は一度のダウンでフィニッシュがベスト。立ってくるなという感触があった。タイミングもヒットポイントもベストではなかった」と明かし、「いい所も悪い所も分かっているし、次に絶対生かせる自信がある。KOできたけど、悔しい思いもある。それがある限り成長できるかな」と話した。

 具志堅用高(元WBA世界ライトフライ級王者)が持つ日本記録の13連続防衛に王手をかけたが、「これだけ積み重ねて、ここまで来られたのはうれしいし、達成感はあるけど、やっぱり自分が求めているのは試合内容なんで意識することはない」とコメント。当面はしばらく体を休めるが、4日が沙也乃夫人の32歳の誕生日とあり「どう祝うか、全くノープラン。今日考えます」と苦笑した。

 今後の対戦相手については「前回のモレノ戦のような、自分も危機感がある相手を選んでもらえれば、また試合へ向けて成長できる」と強敵を希望。13連続防衛がかかる次戦の候補にはWBC2位で22戦全勝16KOのルイス・ネリー(21=メキシコ)が候補に挙がっており「注目されている選手だし、ネリーとは指名試合になるかも。やってみたいですね」と対戦が楽しみな様子だった。

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2017年3月3日のニュース