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元王者ゲレーロ敗れる!掛け率70対1のアンダードッグが番狂わせ

[ 2016年8月28日 16:14 ]

 プロボクシングのウエルター級12回戦は27日、米国のカリフォルニア州で行われ、デービッド・ペラルタ(33=アルゼンチン)が元王者のロバート・ゲレーロ(33=米国)を2―1の判定で下した。

 スコアは2人が115―113、116―112でペラルタを、1人が115―113でゲレーロを支持。戦前の掛け率は70対1でゲレーロが有利と出ていたが、フタを開けてみると、再戴冠を狙う元王者にとって、痛すぎる結果が待っていた。

 滑り出しは順調だった。足を使うアウトボクシングでプレッシャーをかけてくるペラルタからカウンターをとるなど、左構えのゲレーロは試合を優位に進めた。しかし、徐々に相手のペースとなり、9回は強烈な右ストレートでニュートラルコーナーにまで吹き飛ばされる場面も。コーナーに体を預けてダウンは免れたが、劣勢は明らかだった。

 結局、ゲレーロは試合終了のゴングまで流れを変えることができず、判定でペラルタの手が上がる番狂わせ。戦績はペラルタが28戦26勝(14KO)2敗1分。ゲレーロは41戦33勝(18KO)5敗1分2無効試合となった。

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2016年8月28日のニュース