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井岡、統一戦に意欲 軽量級最強の“ロマゴン”に強い関心

[ 2016年2月19日 05:30 ]

本格的な練習を開始した井岡一翔

 プロボクシングのWBA世界フライ級王者・井岡一翔(26=井岡)が18日、大阪市内のジムで本格始動した。悲願の3階級制覇を達成した昨年は大みそかに前王者レベコを11回TKOで返り討ち。自信を深め、今年はWBC王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)ら同じ階級の強豪2人の名前を挙げ、統一戦への意欲をにじませた。歌手でタレントの谷村奈南(28)との交際も実らせ、ダブルの幸せをつかむつもりだ。

 狙うはキング・オブ・キングスや。一翔は前王者レベコを返り討ちにしたV2戦が評価され、WBA成績優秀名誉賞を受賞。今年はさらなる高みを目指し、“真の王者”を目標に掲げた。「防衛を重ね、チャンスがあれば統一戦をやりたい。WBA(スーパー、WBO統一王者)のエストラーダ、WBCのローマン・ゴンサレス」と強豪2人の名前を自ら挙げた。両者の試合があれば必ずチェック。近い将来にリングで対峙する場面をイメージしている。

 より強い関心を抱くのは本場米国でも実力が評価され、軽量級最強の呼び声が高い“ロマゴン”だ。「やっぱりロマゴンでしょ。この階級で最強を証明するのに一番わかりやすい。向き合えば相当なプレッシャーがあると思うし、パンチ力もあって、防御もうまい」。最強のライバルとの認識を示したうえで「僕もこの階級で自信をつけた。それがリングでぶつかり合えば面白い」と目を輝かせる。

 次のV3戦は4月上旬~5月上旬でランク上位を中心に交渉に入る。大目標を見据えつつ、一層のレベルアップを誓う。「統一戦をやるためにも、ずっとチャンピオンでいることが大事。強さを追求していきたい」。プライベートの充実もモチベーションにつながっている。谷村奈南との真剣交際について「今までも支えてもらったし、今も支えてもらっている。(結婚は)お互いにそう思っている。タイミングとかもあるけど、頑張ります」と熱い思いを明かした。

 統一王者となり、人生を共に歩む伴侶を得る。二重の喜びをつかむためにも、ますます競技に情熱を傾ける。

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2016年2月19日のニュース