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山中「ドンピシャ」神の左で圧勝 ビッグマッチ熱望「注目される試合を」

[ 2015年4月16日 21:11 ]

KO勝利でV8を達成し喜ぶ山中

WBC世界バンタム級タイトルマッチ 王者・山中慎介 7回36秒KO 同級7位・ディエゴ・サンティリャン

(4月16日 大阪府立体育会館)
 前日に「内容に注目してください」と宣言した通り、無敗の挑戦者を圧倒してのKO勝ち。きれいな顔のままリング上での勝利者インタビューに臨んだ山中は「感触はありました。タイミングがドンピシャだったので、多分立ってこうへんなと思った」と“神の左”の威力を語った。

 序盤から山中のペースだった。右ジャブ、左ストレートを当てて挑戦者を後退させると、6回にはガードをかいくぐって左ストレートを顔面にねじこませて最初のダウン。KOは時間の問題かと思われた7回には開始早々に強烈な左ストレートをヒットさせると、2度目のダウンを喫したサンティリャンはリングから立ち上がれず。諦めたように首を振る姿が、王者の圧倒的な強さを象徴していた。

 「序盤からジャブもさえていて、でも打ち急がず、12Rあるのでその中で倒せればいいという考えで戦った」と振り返ったように、実力の差は歴然だったが落ち着いた試合運びで2戦ぶりのKO勝利をつかんだ。今後は他団体王者とのビッグマッチが期待されるが、「今回は勝ち方は問題ない。精神的にもレベルアップしたし、もっともっと注目される試合がしたい」受けて立つ構えを見せた。

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