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辰吉Jr寿以輝“浪速のジョースタイル”で「勝ちます」

[ 2015年4月16日 05:30 ]

計量をパスしポーズをとる辰吉寿以輝

スーパーバンタム級4回戦 辰吉寿以輝―岩谷忠男

(4月16日 大阪府立体育会館)
 計量器の上でマッスルポーズを決めた辰吉寿以輝(じゅいき、18=大阪帝拳)がちょっぴり頬を緩めた。リミットを500グラム下回る54.8キロで一発クリア。「(状態は)いい。(気持ちの面でも)いい。別に落としすぎたとかない。どんな勝ち方でもいい。とりあえず勝ちます」。デビュー戦へ向け短い言葉に気合を込めた。

 約8キロの減量は元WBC世界バンタム級王者の父・丈一郎から「野菜を食え!」というアドバイスも受けながら順調に進んだ。1週間前にリミットに到達し、数日前の練習後には900グラムも下回った。不安要素はないはずだったが、初体験だけに無事にパスして胸をなで下ろした。

 本番の装いは白のトランクスにハイカットのシューズ。“浪速のジョー”をほうふつさせる姿だ。夢を問われれば「(父と同じ)WBCのベルトが欲しい」と即答する18歳。大きな背中を追う戦いがいよいよ幕を開ける。

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