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年末2日間だけで8つの世界戦「試合内容が問われる時代」

[ 2015年1月1日 05:30 ]

 14年の日本ジム所属選手の世界戦は、過去最多だった前年の34試合から9試合減って25試合だった。13年に7つの世界戦を行った亀田3兄弟はライセンス問題で国内での試合ができなくなり、14年はゼロ(日本ボクシングコミッションは亀田和毅の海外2戦を公認せず)となったことが、そのまま数字に表れた。

 13年からWBO、IBFを国内でも公認して4団体の王座挑戦が可能になったことで、世界戦開催のハードルは以前よりも下がった。年末のボクシング中継はTBS、テレビ東京に、新たにフジテレビも加わり、この12月30日と31日には8つの世界戦が集中した。ただの世界戦では注目を集めにくい状況だ。

今回はナルバエス、リゴンドーらの大物が来日。9月には八重樫東がローマン・ゴンサレスと激闘を繰り広げ、ファンを喜ばせた。日本プロボクシング協会・大橋秀行会長は「試合の質が問われる時代」と言う。

 内山、山中、井上、井岡、村田らタレントはそろっている。今後はより一層ファンの興味を引く好カードが期待される。

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2015年1月1日のニュース