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一翔4戦ぶりKO勝利 3階級制覇へ弾み「夢は必ずかなう」

[ 2015年1月1日 05:30 ]

KO勝利の井岡(左から2人目)をねぎらう槙野(右)と宇賀神

フライ級ノンタイトルマッチ10回戦 ○WBA3位・井岡一翔 5回KO 元WBA暫定王者・ジャン・ピエロ・ペレス●

(12月31日 ボディメーカーコロシアム)
 フライ級ノンタイトル戦で、井岡は元WBA同級暫定王者のペレスを5回で退け、3階級制覇に弾みをつけた。KO勝利は4試合ぶり。インタビューでは「世界チャンピオンになりたいと強く思っている。夢は必ずかなう」と誓いを立てた。

 序盤から上下に散らしてペースを握った。さまざまなコンビネーションを出し、足を使い距離を保つ場面も見せるなど、この1年の取り組みを試した。決着は5回。4回に左まぶたを切った相手が逆襲に出てきたところを迎撃。捨ての左ボディーでガードを下げさせ、右ストレートを左顎にズドン。「感触はあったけど、あれで終わるとは思わなかった。流れの中でKOできてよかった」と振り返った。

 今年春には、3階級制覇に再挑戦する。井岡にとっては叔父の弘樹氏が果たせなかった悲願。元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮とのダブル世界戦、さらには東洋太平洋王者・中谷正義、日本スーパーフライ級王者の石田匠も含めた4大タイトル戦の構想もある。「世界チャンピオンじゃないと自分自身を保てない」。初黒星を喫した一年の最後を快勝で締め、渇望する王座へ突っ走る。

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