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大毅 「世界前哨戦」完勝!強烈左ボディー

[ 2013年6月9日 06:00 ]

3R、ボバディージャ(左)にボディを決める亀田大毅

▽53・5キロ契約10回戦 亀田大毅 6回12秒TKO アーロン・ボバディージャ

 ボクシングの亀田3兄弟の次男でWBA世界スーパーフライ級2位の大毅(24=亀田)は8日、名古屋国際会議場で世界前哨戦を行い、IBFユース・バンタム級王者のアーロン・ボバディージャ(22=メキシコ)に6回TKO勝ちした。強烈な左ボディーで相手の右肋骨を粉砕。9月にも計画しているWBA王者のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)との一戦へ向けて、弾みをつけた。

 「美男子」のニックネームを持つボバディージャの端正な顔がゆがんだ。5回、大毅は得意の左ボディーを脇腹に食い込ませた。「効いているのは分かった。走って逃げていたからね」。6回、動きの鈍くなった相手に右ストレートから連打を浴びせて、レフェリーがストップ。関係者によると、ボバディージャは右肋骨を骨折したという。

 11年12月に当時WBAスーパーフライ級王者のテーパリット(タイ)に判定負けしてから6連勝。「世界前哨戦」を鮮やかに締めくくり「足もジャブも使えた。右も当たった。次につながる試合ができた」と笑みを浮かべた。7月にはWBAバンタム級王者、長男興毅の7度目の防衛戦、8月には三男和毅の世界初挑戦があり、9月には大毅が世界挑戦を計画。「オレが大トリやから。死に物狂いで取りに行きます。世界戦でも連チャンで骨折さすよ」。試合後はリング上でTUBEの「夏を待ちきれなくて」を熱唱。亀田家の暑い夏が始まる。

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