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曙 12年ぶりまわしに涙顔…東関部屋の師範代で稽古

[ 2013年6月9日 06:00 ]

東関部屋の師範代として12年ぶりにまわしをつけて若い衆に胸を出した曙(右) 

 大相撲の第64代横綱で、東関部屋の師範代に就任した格闘家の曙太郎(44)が8日、東京都墨田区で行われた朝稽古に初参加した。

 現役を引退した01年1月以来12年ぶりにまわしを締め、右肩のタトゥーをテーピングで隠すなどして土俵に登場。幕下・高三郷にはぶつかり稽古で胸を出し、幕下・白虎にも胸が赤くなるまで稽古をつけた。さまざまな思い出が詰まった故郷に戻ったことで、曙は「この稽古場にもう二度と立てないと思っていたし部屋に来るまで緊張した。久しぶりに稽古ができてうれしい。楽しかった」と涙顔。今後についても「また来たい。この東関部屋から次の日本人横綱を育てたい」と前向きで、依頼した東関親方(元幕内・潮丸)も「稽古場も引き締まるし若い衆にはいい稽古ができた」と話した。

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2013年6月9日のニュース