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山中 12回TKOで3度目防衛果たす トリプル世界戦

[ 2013年4月8日 22:21 ]

1R、ツニャカオを攻める山中

 トリプル世界戦は8日、東京・両国国技館で行われ、WBC世界バンタム級王者の山中慎介(30=帝拳)は同級1位のマルコム・ツニャカオ(35、真正=フィリピン)と対戦、12回TKOで勝ち、3度目の防衛を果たした。

 山中が序盤から優位に試合を進め3回にダウンを奪うと、その後も安定した戦い、12回のラッシュでツニャカオの出血が激しくなりレフェリーが試合を止めた。

 ▼山中の話 得意の左は最後に(ツニャカオが)弱っていたので行けた。KOで仕留められてよかった。子どもが生まれて、強くしてくれた。支えになった。これからもっと面白い試合をしていきたい。

 ▼マルコム・ツニャカオの話 勝つことだけを考えていた。負けたことは残念だけど、山中と闘えたことを光栄に思っている。

 ◆山中 慎介(やまなか・しんすけ)南京都高時代に00年国体の少年フェザー級で優勝。専大から06年1月にプロデビューし、10年6月に日本バンタム級王座奪取。11年11月の初の世界戦でWBC同級王座決定戦を制した。切れ味鋭い左ストレートが武器の左ボクサーファイター。戦績は20戦18勝(13KO)2分け。30歳。滋賀県出身。

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2013年4月8日のニュース